運送業者に限らず、車を運転する人にとって交通事故の危険はつきものですよね。運送業の場合、大きな損害賠償を負った際に最悪の場合は倒産してしまうこともあるでしょう。
今回は、そんな損害賠償に備えるための保険について紹介します！
運送保険
運送中、荷物に万が一のことがあった場合のための保険として、運送保険があります。運送保険について保険内容などをご紹介します！
運送保険とは？
軽貨物ドライバーなどの運送業者は、運送中の事故やトラブルによってお客様の荷物に損害を与えてしまった場合、弁償をするのが原則です。
正式名称を「運送業者貨物賠償責任保険」といい、損害賠償額やその他の費用を補償してくれます。運送業を営む上では必ずと言っていいほど加入すべき保険です！
運送保険の保障のタイプ
保険会社によって少しの違いはありますが、運送保険の保障には基本的に全てのケースを保障してくれるタイプと、典型的なケースのみ保障してくれるタイプの2種類があります。
全てのケースを保障してくれるタイプは、自然災害による事故や故意による事故をのぞいて、事故による荷物の損害時はもちろん、雨で荷物が濡れてしまった場合や生鮮食品の温度などの管理ミスによる損害もカバーしてくれます。
保険料は契約内容によって、3万円～15万円程度の幅があります。
典型的なケースというのは、運送中の事故や保管中の火災や盗難です。そのようなケースだけに絞った保障にすることで、保険料を抑えることができます！そのため保険料は、2万円～10万円程度です。
運送保険の補償
運送保険では、どの程度までの損害や費用を補償してもらうことができるのでしょうか。基本的なものから、特約までご紹介します！
貨物の弁償代
お客様への弁償に実際にかかった費用が基本的な補償の範囲です。ただし、契約で支払限度額や免責金額を設定することができます。
免責金額とは一定額まで自己負担とする金額のことで、免責金額が大きいほどその分保険料が安くなります。
補償を増やせる特約
運送保険では特約を付けることにより、補償範囲を増やすことができます。
特約の中には、荷降ろしの際に通行人などへ怪我をさせてしまった場合の弁償費用や、運送中のトラブルで運送費用が多くかかってしまった場合の費用など様々なものがあります。
自分が必要だと思う特約を付けることで、充実した保険内容になりますよ！
おわりに
運送業者の場合、事故が起きると車や自分のことだけでなく、お客様の荷物への責任も生じます。運送業を続けていくためにも、運送保険への加入をおすすめします！
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