軽貨物ドライバーの求人では、高収入、手軽に始められる、未経験者歓迎といったキャッチコピーが掲載されています。
これから軽貨物ドライバーを目指す方の中にはこういったキャッチコピーを見て、本当に稼ぐことが出来るのか、個人事業主として働くのは大変そうといった疑問や不安を持つ方も多いと思います。
この記事では、軽貨物ドライバーの働き方についてのや配送のお仕事を探す際のポイントなどについて解説していきます!
軽貨物ドライバーの働き方
軽貨物ドライバーには大きく分けて2つの働き方があります。それぞれの働き方における報酬に関連することやメリット・デメリットついて確認していきましょう!
個人事業主の軽貨物ドライバー
個人事業主の軽貨物ドライバーは自分で企業に営業をかけ、配送の案件ごとに直接契約して収入を得る働き方です。
荷物を運べば運んだ分だけ報酬が手に入るため、個人の実力次第で高収入を狙えるというメリットがあります。
個人事業主のデメリットとして、案件ごとの契約となるため契約が解除された場合は新たに自分で仕事を探さなくてはならないという点があげられます。
社会的な保障もないため、万が一働けなくなった場合の備えが個人個人で必要になってきます。具体的な対策としては一人親方労災保険などへの加入などが考えられます。
一人親方労災保険に関しては以下の記事でも解説していますので、ご参考にしてください!
軽貨物ドライバーの「労災」はどうなってる?知らないと損な「一人親方労災保険」について解説
専属契約の軽貨物ドライバー
専属契約の軽貨物ドライバーは、運送会社1社と業務委託契約を結んで働く方法です。
専属契約の場合は仕事を運送会社継続して紹介してもらうことが出来るため、収入が無くなる心配がありません。また、運送会社によっては業務車両のレンタルやリース契約などのサポートをしてくれるところもあり、軽車両を持っていなくても働ける場合もあります。
一方で、運送会社と契約するため仲介料が報酬から引かれます。契約内容によって仲介料も変動するため、事前に確認が必要です。
個人事業主として働く
個人事業主の軽貨物ドライバーとして働く場合に確認したいポイントをピックアップしました。以下で、詳しく見ていきましょう!
個人事業主として働く場合の注意点
個人事業主は、開業届を税務署に届け出る必要があります。届け出をしていれば個人事業主として国に認められます。
個人事業の開業届は提出しなければ企業と契約をすることができないため、出し忘れないようにしましょう。
個人事業主は社会的信用が低く、クレジットカードの契約をするときや車のローンを組む場合に断られることがあります。公的な証明があるというのは信用の面でプラスに働きますよね。
個人事業主として開業する方法
以下では個人事業主として認められるために必要な手続きについて確認していきます。
個人事業の開業・廃業等届出書
個人事業主の開業手続きは、開業してから1ヶ月以内に税務署へ個人事業の開業・廃業等届出書を提出しなければなりません。提出用と控え用を1枚ずつ用意して提出します。
提出したあとに受け取る控えは公的な書類として扱われるため、個人事業主であることを証明するのに利用できます!
必要な書類が少ないので、手軽に申請することができますよ!
青色確定申告承認申請書
青色確定申告承認申請書は開業届と一緒に申請することで青色確定申告ができるようになり、最大65万円の控除を受けることが可能です。
この書類を提出しないと通常の確定申告しかできず、控除も受けられないため提出しておくメリットは十分にあります。
青色確定申告の方法はやや複雑なため、税理士などに相談すると良いでしょう。
個人事業主の開業届以外にも軽貨物運送事業の申請や黒ナンバーの取得なども始めるのにあたって必要になります。
詳しくは下記記事で紹介しておりますので、ご確認ください。
軽貨物運送業を開業するときに必要な手続きとは?運送業許可申請の流れについて解説!
軽貨物ドライバーって稼げるの?
以下では、実際に働く場合の給与や仕事内容について確認していきます。
軽貨物ドライバーの年収について
大手運送会社に勤める正社員の軽貨物ドライバーでいうと、平均年収は250万円~450万円といわれます。正社員は安定した給与を得られますが、仕事をする時間や量などを自分で決めるといった働き方はできません。
個人事業主の軽貨物ドライバーは個人の働き方によって、報酬にも差が出てきます。どの様に働くか自分で決めることが出来るので、高単価の案件を選ぶことや一日あたりに完了できるの案件量を増やすといった工夫次第で高収入も見込めます!
仕事内容ごとの報酬の違い
軽貨物運送業の報酬は仕事内容によって異なり、仕事内容は主に3種類に分けられます。
ここでは仕事内容ごとの報酬の違いについて確認していきます!
宅配便
個人宅に荷物を届けるのが宅配便です。
宅配便は基本的に大手運送会社と業務委託契約を結び、仕事をする形になります。報酬から仲介料を差し引きされることが多いため注意しましょう。
地域によって報酬額は違いますが、荷物1つあたりの単価は120円~150円程度なのが一般的です。
配達する地域が固定されていることが多く、成果によって報酬が変わるので効率的に運べるように利用する道を覚えると言った工夫が必要になってきます。
定期便
定期便は毎日決められたルートを配送するもので、企業によっては運送会社を挟まずに個人と直接契約をしてくれるところもあります。
1日あたり9,000円~3,0000円程度の報酬で、契約の期間も比較的長いため安定した収入に繋がります。
決まったコースを走るので慣れてくれば、短い時間で1日の配送をこなすことができる案件もあります。
スポット・チャーター便
スポット・チャーター便は主に長距離を車両に積めるだけ積み込み配送します。
単価が高いのが特徴で50,000円以上の案件もありますが、緊急の依頼で配送することが多く仕事の入るタイミングがわからないといった不安定な面もあります。
長距離を移動するためその分ガソリン代がかかります。また、高速道路を頻繁に利用する場合もあるため必要に応じて高速料金もかかります。
ETCカードの割引制度などを利用して必要経費を少なくするといった対策が必要になりますね。
仕事を選ぶ際のポイント
実際に案件を選ぶ際はどのような点に注意するとよいのでしょうか?
主に報酬の発生の仕方や手数料の有無などがあげられます。
距離制運賃と時間制運賃
宅配便は荷物の個数で単価が決まっていますが、定期便やスポット・チャーター便は報酬の発生の仕方が案件によって異なります。
業務中の走行距離に対して報酬が支払われる距離制運賃と、業務時間の長さに応じて報酬が支払われる時間制運賃の2種類があるため、2つの違いをきちんと理解しておきましょう。
運賃に関しては時間外労働を行う必要がある場合に、割増賃金が発生するのかも確認しておきましょう!
手数料の確認
運送会社と契約する場合は業務紹介手数料が引かれることが多いため、契約の際は報酬から引かれる手数料の有無を確認する必要があります。
手数料が引かれるのに気づかず、報酬を受け取る段階になって運送会社とトラブルになるケースもあるので注意しましょう。
直接契約について
定期便などでは運送会社を通さず、企業と個人間で直接契約することもあります。
直接契約は運送会社を仲介して仕事を請け負っていないため、報酬から手数料を引かれません。つまり、手数料を引かれる業務委託の仕事よりも稼ぎやすいというメリットがあります。
一方デメリットとして、契約解除されたときに大きな負担がかかることがあげられます。
次の仕事が見つかるまで収入が無いといったことを避けるために、いつでも営業をかけれられるよう準備をしておきましょう。
軽貨物ドライバーの需要は増加している
軽貨物ドライバーの働き方と仕事内容について見てきました。
次はこうした軽貨物配送がが求められる背景について見ていきます!
運送する荷物の増加
国土交通省の宅配便取扱実績によれば、宅配便の荷物量は平成28年~平成30年の3年間で約40億個から約43億個と、3億個程度増加しており、年々増加する一方です。
背景にはインターネットショッピングサイトの規模拡大に伴い、個人宅に配達する荷物が増えたことがあげられます。
今後も増え続ける見込みの荷物を運べるようにするため、運送会社は人材を獲得しようと奮闘しています。
ドライバー数の不足
軽貨物運送業界はすべての荷物をを運びきれるほどの人手がなく、少子高齢化社会で若年者の人口が減少していることも伴って、慢性的な人手不足です。
運送業全体の固定概念として体力を使う割にあまり稼ぐことができず、きつい仕事だというイメージが若者の間で定着してしまっていることも原因としてあげられます。
おわりに
軽貨物ドライバーの働き方や仕事を選ぶ際のポイントなどを解説しました。
個人事業主の軽貨物ドライバーは自分から企業に営業をかけて、仕事を探す必要があります。また、一人で誰にも相談できないような状態で働き始めるのは不安ですよね。
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