軽貨物ドライバーお役立ち情報

近年需要の増加により人気が出ている軽貨物ドライバーですが、人気の裏側には「軽貨物ドライバーは稼ぎやすい」という大きな魅力があります。

では、軽貨物ドライバーはどういった仕事で収入を得ているのでしょうか？今回は軽貨物ドライバーの働き方や仕事内容、給料について見ていきましょう。

軽貨物ドライバーが稼げる理由

まずは軽貨物ドライバーが稼げる理由について見ていきましょう。

頑張った分だけ収入アップ

軽貨物ドライバーの収入は月給制や時給制ではなく、案件毎の単価が報酬となります。1回の配送で〇〇円と決められていることもあれば、1個の荷物につき〇〇円と設定されていることもあります。

つまり、仕事をすればするほど収入が上がっていくのです。月給制や時給制では自分の頑張りが給料に反映されにくいですが、軽貨物ドライバーは自分の頑張りが収入と比例します。

比較的負担の少ない業務内容

運送業と聞くと身体を使ったキツイお仕事をイメージする方は多いかもしれません。しかし、軽貨物ドライバーに限っては決してキツイお仕事ではなく、運送業界の中でも身体への負担が少ない業務が多いです。

軽貨物運送業は軽貨物車両を使用するので、扱う荷物も小さく軽いものばかりになります。基本的には近場への配送になるため夜通し運転して荷物を届けるということもなく、イメージとしては郵便屋さんが近いかもしれませんね。

軽貨物ドライバーの働き方

続いて、軽貨物ドライバーの働き方を見ていきましょう。案件の種類や仕事内容、それぞれのメリットについて紹介します。

スポット便

スポット便とは、荷主の希望に沿って、指定された時間・場所に配送を行う案件形態のことを言います。いわゆる単発案件で、緊急の依頼になることが多いです。依頼としては「〇〇で受け取った荷物を15時までに〇〇に届けてほしい」といった内容になります。

基本的に手が空いている軽貨物ドライバーに依頼されることが多く、依頼も急に発生するものが多いため、スポット便を狙って仕事をすることは難しいかもしれません。しかし、スポット便を効率良く受注することができれば大きな収入アップに繋がります。その理由について、スポット便のメリットを見てみましょう。

スポット便のメリット

スポット便のメリットは何といっても単価の高さです。単価が高くなる理由としては、スポット便の依頼は長距離の配送になることも多いということが挙げられます。

運送業の特徴として、走行距離と単価は比例します。スポット便であれば、関東から関西方面までの配送の依頼で、1回数万円の報酬を得ることもできます。

チャーター便

チャーター便とは、荷主が軽貨物ドライバーと軽貨物車両をチャーター（貸し切り）して配送の依頼をする案件形態のことを言います。先ほど紹介したスポット便と同様、単発案件になり、チャーターされる日時は依頼主の希望に沿う形で決まります。

案件毎に配送先や配送する荷物、チャーターの時間は異なり、壊れやすいものや配送に専門の知識がいるものなど、特殊な荷物を扱うケースも多くなります。

チャーター便は荷主に人気のある案件で、チャーターの時間内であれば軽貨物ドライバーにいくらでも荷物の配送を依頼することができます。一見するとハードな案件に見えますが、チャーター便にはどういったメリットがあるのでしょうか。

チャーター便のメリット

チャーター便のメリットはスポット便と同様単価の高さです。チャーター便の単価は時間または走行距離毎に決められていますが、時給に換算してみるとほかの案件よりも高いことがわかります。

ただし、単発案件のためチャーター便のみで安定した収入を得ることは難しく、基本的には無断の業務に付随して積極的に受注したい案件という立ち位置になるでしょう。

ルート配送

ルート配送とは、定期的に決められた場所へ配送を行う案件形態のことを言います。チャーター便やスポット便は案件毎に配送先が異なりますが、ルート配送は同じ場所へ定期的に配送を行います。

あらかじめ配送する順番や道順が決まっているため、初心者ドライバーでも比較的簡単に仕事をすることができるでしょう。

ルート配送のメリット

ルート配送は継続案件となるため、安定した収入を期待できます。スポット便やチャーター便などの単発案件は単価が高いものの仕事の依頼は不定期となり、安定した収入を得ることは難しいです。ルート配送であれば軽貨物ドライバーになったばかりの方でも継続的に収入を維持することができるでしょう。

また、ルート配送は1日の稼働時間が明確になるため、スケジュールが組みやすいというメリットがあります。ルート配送以外の時間をほかの仕事に充てることができれば、より効率良く仕事ができ、収入を伸ばすことができるでしょう。

宅配

宅配とは、宅配のサービスを行う会社の下請けとして荷物を配送する案件形態で、軽貨物運送業の中で最も一般的な仕事になります。通販などで商品を購入した場合、それを届ける人が必要になりますよね。配送の依頼を受け、個人宅などに荷物を届けるのが宅配の仕事内容です。

基本的に荷物1個につき〇〇円という単価設定となっており、多くの軽貨物ドライバーが宅配を中心に仕事をしています。そんな宅配案件のメリットについて見てみましょう。

宅配のメリット

インターネット通販の普及、利用者の増加により、宅配の求人数は増加しています。そのため、仕事が取りやすく、継続して業務を行うことができ、安定した収入を得ることが期待できます。

また、荷物1個につき〇〇円となっているため、運ぶ荷物の量が増えれば収入も右肩上がりです。女性ドライバーの需要も増しており、勤務時間を自由に調整できることから、主婦や子育て中の女性にもおすすめできる案件ですね。

引っ越し

引っ越しは専門の引っ越し業者が取り扱っている案件に思えますが、軽貨物運送業にも引っ越しの案件はあります。引っ越し業者との違いは、荷物の梱包などがないことです。軽貨物の引っ越しの場合は荷物を運ぶだけになるため、引っ越し業者との仕事内容の違いには注意が必要でしょう。

報酬は2時間の作業時間、荷物の運送距離〇〇㎞といった基準で決められ、作業時間2時間・運送距離20㎞であれば1回の配送で10,000～20,000円程の単価に設定されていることが多いです。

引っ越しのメリット

引っ越しのメリットは、1日に数件の依頼を受注できることです。引っ越しシーズンになると引っ越しの依頼は殺到します。1回の配送にかかる時間を見積もり、1日に数件の依頼を受注することができれば、数万円の報酬を得ることも可能です。

軽貨物ドライバーの給料について

現在軽貨物ドライバーとして働いている方はどのくらいの収入を得ているのでしょうか。軽貨物ドライバーの給料について紹介します。

荷物1個あたりの単価は？

軽貨物ドライバーの収入の基盤となる宅配案件ですが、荷物1個あたりの単価は100～200円が一般的です。180円の荷物を1日に100個配達すれば1日の収入は1万8千円となり、配達する荷物の数や単価が上がっていけば収入も上がります。

月収はどのくらい？

気になる軽貨物ドライバーの月収ですが、これは個人の能力に大きく関係します。基本的に軽貨物ドライバーの収入は自分の頑張り次第となるため、仕事をすれば収入は上がり、しなければ下がります。

一つの目安として軽貨物ドライバーの平均月収を例に挙げると、月収30～50万円程度となっています。中には100万円以上を稼ぐドライバーもいますが、慣れていないうちは月収30万円を目安に頑張っているといいでしょう。

稼げる軽貨物ドライバーになるためには

稼げる軽貨物ドライバーになるためにはどうすればいいのでしょうか？ここでは、軽貨物運送業で稼ぐためのコツを紹介します。

仕事の効率を上げる

軽貨物ドライバーにとって仕事の効率は収入に直結します。効率を上げる方法としては、配送の道を覚え、近道や渋滞時の迂回路を頭に入れておくことです。移動時間の削減ができれば、その分1日に配達する荷物の量を増やすことができます。

荷物の積み方を工夫する

1日に配達できる荷物の量を増やすことができれば収入は上がりますが、軽貨物車両に積める荷物の量が少なければ効率は悪くなります。なぜなら、荷物を積み込む時間が必要になるからです。1回の積み込みで十分な量の荷物を積み込むことができれば配達の効率も上がるため、荷物の積み方は工夫しましょう。

基本的に大きく重いものは下、軽く小さいものは上といった、パズルの要領で荷物を積み込んでいきます。荷物との間に隙間があれば、小さい荷物で隙間を埋めましょう。荷物に隙間がなくなれば安定感が出るので、運転の衝撃で荷物が崩れることを防ぐこともできます。

おわりに

軽貨物ドライバーの働き方や仕事内容、給料について紹介しました。軽貨物ドライバーは自分の頑張り次第で高収入が期待できる魅力的な仕事です。今後も軽貨物ドライバーの需要は増していくことが予想されます。主婦やシニア、未経験の方でも軽貨物ドライバーになることができますよ！

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