軽貨物ドライバーなら知っておくべき車と税金の話!割引や減税についても詳しくご紹介します!

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軽貨物ドライバーになるにあたって、車や税金の知識が最低限必要になります。税金は軽貨物運送業を行う際のコストになりますし、車を用意する費用は開業資金にあたります。

今回は、軽貨物ドライバーなら知っておくべき車と税金の話しについて紹介します。減税などについても紹介するので是非チェックしてみてください!

!マークのモチーフを手にする男性

軽貨物車両のナンバーについて

車のナンバーには分類番号というものがあり、0~9番までの番号が割り振られています。ナンバープレートには地域名の隣に3桁の番号があり、分類番号が1桁目の数字となります。

軽貨物車両のナンバーの分類番号は4なので、ナンバープレートの数字は400になります。4ナンバー車両とは貨物用の車を指し、物を運ぶ目的の車がこれに分類されます。4ナンバー車両で登録するためには条件があり、以下の通りです。

・全長4.7m以下
・全幅1.7m以下
・全高2.0m以下
・総排気量2,000cc以下
・乗車部分よりも荷室の面積が広い

以上の条件をクリアしている車は普通車・軽自動車に限らず、4ナンバーとして登録することができます。

軽貨物車両にかかる税金について

軽貨物車両にかかる税金は主に2つあり、軽自動車税と自動車重量税になります。また、軽貨物運送業を始めるにあたって、軽貨物車両を用意する必要がありますが、車の購入にかかる環境性能割という税金もあります。

それぞれ税額や税率などについて見ていきましょう。

軽自動車税

軽自動車税は毎年4月1日時点で軽自動車を所有している方に納税の義務がある税金で、最初の車検を受けたタイミングで税金の金額が異なります。

また、軽貨物車両でも営業用と自家用の税額は異なっており、それぞれ税額は下記の通りとなっています。

平成27年3月31日までに最初の車検を受けた場合
営業用:3,000円
自家用:4,000円

平成27年4月1日以降に最初の車検を受けた場合
営業用:3,800円
自家用:5,000円

乗用の軽自動車の軽自動車税は10,800円となっているため、軽貨物車両の軽自動車税は安いことが分かります。

東京タワーをバックにポーズを取る若い女性ドライバー

自動車重量税

自動車重量税は車の重量によって課税される税金で、新規届出から13年を前後に税額が異なります。軽自動車税と同じように、営業用と自家用の軽貨物車両で税額が異なっており、それぞれ税額は下記の通りです。

新規届けから13年が経過していない軽貨物車両の場合
営業用:5,200円
自家用:6,600円

新規届けから13年以上経過し、18年以上経過していない軽貨物車両の場合
営業用:5,400円
自家用:8,200円

自家用の軽貨物車両に比べ、営業用の軽貨物車両は自動車重量税が安くなっています。

環境性能割

環境性能割とは2019年10月1日から導入された新しい税金です。環境性能割が導入されたことによって、これまで自動車を購入する際に課税されていた自動車取得税が廃止されました。

適用基準と税率

環境性能割は新車・中古車に限らず、2019年10月1日以降に購入される全ての車に適用されます。環境性能割は車の燃費性能によって税率が変動します。軽貨物車両を含む軽自動車の税率は以下の通りです。

電気自動車:非課税
2020年度燃費基準+40%達成車:非課税
2020年度燃費基準+30%達成車:0%
2020年度燃費基準+20%達成車:0%
2020年度燃費基準+10%達成車:0%
2020年度燃費基準達成車:1%
上記以外の自動車:2%

軽貨物車両は車検の有効期間が短い?

軽貨物車両の前で書類をチェックする女性ドライバー

自家用の軽貨物車両の場合、新車を購入してから3年目に最初の車検を迎え、その後は2年毎に車検を受けることとなりますが、営業用の軽貨物車両の場合、新車を購入してから2年目に最初の車検を迎え、その後は自家用の軽貨物車両と同様に2年毎に車検を受けることとなります。

営業用の軽貨物車両は自家用に比べ使用頻度が高く、走行距離も長くなることが予想されるため、安全のために車検のタイミングが1年早くなっています。

軽貨物車両を購入する際の減税について

車両を新車で購入する場合、税金が軽減される制度があります。軽減が適用される基準や制度について見ていきましょう。

環境性能割の軽減措置

先ほど紹介した環境性能割には税率の軽減措置があり、2019年10月1日から2021年3月31日の間は基本税率が1%軽減されます。

軽減が適用される場合の税率は以下の通りです。

2019年10月1日から2021年3月31日の間
電気自動車:非課税
2020年度燃費基準+40%達成車:非課税
2020年度燃費基準+30%達成車:0%
2020年度燃費基準+20%達成車:0%
2020年度燃費基準+10%達成車:0%
2020年度燃費基準達成車:1%→0%
上記以外の自動車:2%→1%

エコカー減税

エコカー減税とは、国が定める排ガス・燃費の基準をクリアした車(エコカー)に適用される税金の軽減措置です。エコカー減税で安くなる税金は主に自動車税・軽自動車税・自動車重量税となっており、ガソリン・ハイブリット車については2020年度燃費基準を達成している場合に減税が適用され、次世代自動車は燃費基準に関わらず減税が適用されます。

次世代自動車とは、電気自動車・燃料電池自動車・天然ガス自動車・プラグインハイブリッド自動車・クリーンディーゼル車などを指します。

軽減される税金について、軽減率を見てみましょう。

自動車税

次世代自動車:概ね75%減税
2020年度燃費基準+40%達成車:概ね75%減税
2020年度燃費基準+30%達成車:概ね75%減税
2020年度燃費基準+20%達成車:概ね50%
2020年度燃費基準+10%達成車:概ね50%
2020年度燃費基準達成車:減税なし

軽自動車税

次世代自動車:概ね75%減税
2020年度燃費基準+40%達成車:概ね50%減税
2020年度燃費基準+30%達成車:概ね50%減税
2020年度燃費基準+20%達成車:概ね25%
2020年度燃費基準+10%達成車:概ね25%
2020年度燃費基準達成車:減税なし

自動車重量税

次世代自動車:免税
2020年度燃費基準+40%達成車:免税
2020年度燃費基準+30%達成車:50%減税
2020年度燃費基準+20%達成車:50%減税
2020年度燃費基準+10%達成車:25%減税
2020年度燃費基準達成車:25%減税

グリーン化特例

グリーン化特例とは、国が定めた燃費基準を満たす車に適用される自動車税の軽減措置です。グリーン化特例が適用される車は、2019年4月1日から2021年3月31日の間に新車で購入した車となっており、購入翌年の自動車税・軽自動車税が軽減されます。

それぞれどのくらい安くなるのか、軽減率を見てみましょう。

自動車税

次世代自動車:概ね75%減税
2020年度燃費基準+40%達成車:概ね75%減税
2020年度燃費基準+30%達成車:概ね75%減税
2020年度燃費基準+20%達成車:概ね50%
2020年度燃費基準+10%達成車:概ね50%
2020年度燃費基準達成車:減税なし

軽自動車税

次世代自動車:概ね75%減税
2020年度燃費基準+40%達成車:概ね50%減税
2020年度燃費基準+30%達成車:概ね50%減税
2020年度燃費基準+20%達成車:概ね25%
2020年度燃費基準+10%達成車:概ね25%
2020年度燃費基準達成車:減税なし

エコカーを購入した場合はエコカー減税と合わせ、購入した時と購入翌年の税金がかなり安くなりますね。

おわりに

軽貨物ドライバーなら知っておくべき車と税金の話しについて紹介しました。軽貨物運送業を始める際は、今回紹介したことを参考に車の購入などを検討してみてください。エコカーは燃費も良いので、ガソリン代などのコストを削減することもできますよ。

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