エンジンオイルには、どのような役割があるのかご存じでしょうか。今回は、軽貨物ドライバーの方向けにエンジンオイルの役割や適切な交換頻度について解説します。
エンジンオイルの交換
ここではエンジンオイルの役割や適切な交換頻度を詳しくご紹介していきます！
エンジンオイルの役割
エンジンオイルには大きく分けて『冷却』『潤滑』『防さび』『洗浄』『密封』の5つの役割があります。これらの役割について、詳しく見ていきましょう！
冷却
エンジン内部は摩擦などによって熱が発生するので、エンジンオイルはその熱を冷却する働きがあります。
潤滑
エンジンは、金属の部品同士が高速でこすれあっているため、エンジンオイルがないと摩耗や焼き付きを起こしてしまいます。
防錆び
エンジン内部はとても高温になるため、外気温との差により水分が発生してしまいます。そのため、エンジンオイルによって水分を吸着し、錆びが発生しないように予防する働きがあります。
洗浄
エンジン内部では、ピストン運動や熱により汚れが発生します。エンジンオイルには、汚れを吸着し1ヶ所に溜まらないようにする役割があります。
密封
エンジンのシリンダーとピストンの間にある隙間を埋めて、ピストン運動を補助する役割があります。エンジンオイルの交換を怠ると、パワーの低下を起こす原因にもなります。
適切な交換頻度
軽貨物運送業に使用される軽貨物車両は、一般的な車両に比べて走行距離が長くなることが多いので、エンジンへの負担が大きくなりやすいです。
そのため、一般的な車両よりもこまめなオイル交換を心がける必要があります。
交換頻度の目安としては、4,000キロメートルごとに行うのが適切です。
軽貨物運送業では1ヶ月に約3,000～5,000キロメートル程度走行すると言われているので、1ヶ月に1回交換するケースがほとんどです。
オイル交換にかかる費用
1回のオイル交換出かかる費用は、エンジンオイルの種類にもよりますが一般的なもので5,000円程度になることが多いです。
決して安い金額ではないですが、軽貨物車両を長く使うためには必要な経費と考えるべきでしょう。
オイル交換をしないと起こるトラブル
エンジンオイルの交換を怠ってしまうと、エンジン機能の低下やエンジンの焼き付きなどの重大なトラブルに繋がります。またエンジン機能の低下により余計な力を必要とするため燃費が悪くなってしまい、余計なガソリン代がかかってしまうので、適切なエンジンオイル交換はコスト削減にもつながります。
おわりに
エンジンオイルは車にとって血液のような役割を果たしているため、こまめな交換を心がけることで車両を長く、燃費のいい状態で使っていくことができます。
軽貨物ドライバーを目指している方や、現在軽貨物ドライバーをされている方の参考になれば幸いです。
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