軽貨物ドライバーお役立ち情報

事故は人身事故に限らず物損事故があります。物を壊してしまった場合でも、高額な費用が請求される場合があるため、備えることが重要です。

物損に対する保険とはどのような保険なのか、詳しく見ていきましょう！

対物賠償保険

対物賠償保険について概要やおすすめの契約について解説します！

対物賠償保険って？

自動車による事故で他人の車や家などの物に対して損害を与えてしまった場合に、賠償金の補償として保険金が支払われるという保険です。

無制限がおすすめ

対物賠償保険の場合、契約時に保険金額を設定することができますが、限度額を設けずに無制限にすることをおすすめします。

物損事故の場合でも、物によっては数億円の賠償額が請求される可能性があり、実際に数億円単位の賠償を負ったケースが、過去に何件かあります。

また、保険金額が5,000万円程度になってくると無制限にしたときの保険料とあまり差がありません。そのため、保険料が気になる方でも無制限にした方が、万一の時に安心できます！

対物賠償の注意点

対物賠償にはいくつかわかりにくい点があるため注意が必要です。どのような注意点なのか、ご紹介します！

直接損害と間接損害

対物賠償の対象となる損害には、2種類あるのはご存じでしょうか。直接損害と間接損害という2つがあります。

直接損害とは、実際に壊れた物にかかる修理費用や補修費用など、事故によって直接的に発生した費用のことです。

間接損害とは、事故によって今後生まれるはずの利益が失われた場合の損害のことです。

どういったものかというと、商業用車や店舗などに損害を与えてしまい、仕事ができなくなった場合の利益の損失や、従業員に払うことができなくなった給与などです。

対物賠償では、直接損害の他に間接損害の金額が膨らむことで、高額な賠償金額になってしまうことがあるので、注意しましょう。

自分の物は補償対象外

対物賠償保険だからと言っても、自分の物に損害を与えた場合は補償されません。補償の対象になるのは他人の物だけです。

そのため、自分の家の車庫や家族の車などにぶつかって破損させてしまっても、保険金が支払われることはないので注意しましょう。

おわりに

事故が起きた際に支払う費用は、人に対してだけでなく物にも発生します。そのため、対物賠償保険に加入して備えることが大切です。

また、似たような保険として貨物保険というものがあります。この保険は、配達中の貨物に損害が生じた場合に補償してくれる保険です。軽貨物ドライバーにとって大切な保険の一つなので、要チェックです。

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