軽貨物ドライバーにとって事故は一番収入に影響するトラブルになります。そのため実際にプロの軽貨物ドライバーは事故を起こさないためにたくさんの工夫をしながら仕事をしています。その中で知っておいてほしいものをまとめました。
今回は軽貨物ドライバーに知っておいてほしい車のことや、事故を防ぐための工夫について解説していきます。
定期点検とは
軽貨物車両の定期点検は、車検と同じく法律で決められた点検のことをいいます。主に車両の不備や、安全に配慮できているかを点検します。
定期点検は法定点検と同様の意味でも使われ、法律で自家用車と事業用自動車に分けられます。
自家用車
自家用車は一般家庭向けの車を指し、事業用自動車と比較して定期点検の間隔が長く設定されています。自家用車の点検頻度は12ヶ月と24ヶ月周期で点検があります。
事業用自動車
事業用自動車は人や荷物を運ぶ仕事をする人の車のことをいいます。事業用自動車の定期点検は安全に配慮するために、定期点検の間隔は短く設定されています。
軽貨物車両は荷物を運搬する車になるので、事業用自動車と同じ点検頻度になります。
事業用自動車の点検頻度は一般的に3ヶ月または6ヶ月、長くても12ヶ月周期となっています。
定期点検のメリット
定期点検はよく故障する箇所や安全に配慮されているかを点検するものですが、点検を受けるメリットはあるのでしょうか?
ここでは定期点検のメリットを3つ紹介していきます。
保証を受けることができる
12ヵ月の定期点検を受けた場合のみ、運転手の過失を除いて保証が受けられるようになっています。保証が受けられる条件として、定期点検で点検を受けた箇所に不具合が見つかった場合などが挙げられます。
法的責任が軽減される
軽貨物車両は短期間で走行距離が長くなりやすく、一般的な自家用車に比べて車両のトラブルが起きるリスクが高くなります。
定期点検を受けることで、整備不良の事故における運転手の法的責任が軽減されることがあります。車両の整備不良による事故は少なくないので、少しでも法的責任が軽減されるように定期点検を受けるようにしましょう。
査定評価が向上する
定期点検を受ける際に定期点検整備記録簿を作成することで、車両の査定評価が向上する可能性があります。
定期点検整備記録簿とは、定期点検の内容を細かく記載されている書類のことをいいます。
定期点検整備記録簿は車を買ったときに付属するので、定期点検を受ける際は必ず書いてもらうようにしましょう。何らかの車両トラブルが発生した場合、整備士が前回点検時の内容を確認できるので、原因の特定ができる可能性が高くなります。
定期点検が受ける場所
定期点検は主にディーラー、整備工場、ガソリンスタンド、カー用品店で受けることが可能です。点検を受けることができる場所を知っておくことで、車両に不具合が出た時にもすぐにメンテナンスをすることができますね!
ここでは、それぞれの場所について解説していきます。
ディーラー
自動車のディーラーは全国のリコール情報や、車両の故障が多い箇所の部品の調達力を兼ね備えています。ディーラーに定期点検を頼めば、ディーラーの持つ独自の技術と車に関する高い知識が反映されるので、質の高い点検が受けられるでしょう。また、純正部品の取り扱いも多いため、社外品を装着するよりトラブルが少なくなります。
整備工場
ほとんどの自動車整備工場では定期点検のほかに、車両の修理や車検を行っています。個人経営の小さな工場の定期点検は1日に点検できる件数が限られているため、事前に連絡して予約を取ることをおすすめします。
ガソリンスタンド
車の給油で利用することの多いガソリンスタンドですが、定期点検を受けられる店舗が増えてきています。ガソリンスタンドは気軽に訪れることができるので、今すぐ車の定期点検がしたい方におすすめの場所になります。
カー用品店
カー用品店では、メンテナンスピットなどを併設し定期点検を実施できる店舗も多いです。また、一部のカー用品店では定期点検の予約を取ることで点検費用の割引を受けることができるという店舗もあり、費用を抑えることができる場合もあります。
軽貨物車両のタイヤについて
ここでは軽貨物車両のタイヤ交換の方法や、タイヤの適正空気圧について解説していきます。
タイヤ交換で必要な道具
タイヤ交換に必要な道具は、以下のようなものがあります。
クロスレンチ:タイヤのナットを外す道具
パンタグラフジャッキ:車体を持ち上げタイヤ交換をスムーズにする道具
女性のような力の弱い方でもトルクレンチや油圧式ジャッキなどの道具を使用することで、比較的簡単にタイヤを交換することが可能です。
タイヤ交換の注意点
自分でタイヤ交換をする方の中には、走行中にタイヤのナットが外れないよう、強く締めすぎてしまう方がいらっしゃいます。
実はタイヤ交換するときに重要なのは、タイヤのナット部分を強く締めすぎないことです。
タイヤ交換のときに緩めるのが難しくなるほか、ねじ山が潰れてしまうなどの危険性があるためナットの締めすぎには注意が必要です。
タイヤの空気圧
タイヤの空気圧には適正空気圧という基準があり、タイヤを適正空気圧にすることで、燃費が良くなるなどのメリットがあります。
では、基準となる空気圧を満たしていない場合、車にはどういった影響があるのでしょうか?ここでは適正空気圧よりも「高いとき」と「低いとき」の状態をそれぞれ解説していきます。
適正空気圧よりも高いとき
タイヤの空気圧が適正空気圧よりも高いときは、車体の動き出しが早くなり、加速しやすくなります。また雨で濡れた道路でも走りやすく、燃費がよくなる傾向にあります。
一見メリットが強く感じますが、タイヤの空気圧が高すぎると道路から受ける衝撃は強くなります。そのため乗り心地が悪くなったり、長時間の運転で疲れやすくなってしまうなどのデメリットがあります。
適正空気圧よりも低いとき
タイヤの空気圧が適正空気圧よりも低い場合、走り出しが遅くなります。ガソリンをたくさん消費して車体を動かすことになるので、燃費が悪くなってしまいます。
メリットとして、空気圧が低くタイヤが柔らかくなるので道路から受ける衝撃は弱くなります。
空気圧の低い場合に注意すべきポイントは、タイヤが摩耗しやすいことです。そのためタイヤ交換の頻度が高くなるので、燃費と合わせてコストが高くなりやすいです。経済的負担を減らすためにも、適正空気圧にすることをおすすめします。
タイヤの適正空気圧を知ろう
車のドア付近には、タイヤの適正空気圧が書かれたステッカーが貼ってあることが多いです。そのほかにも車両のマニュアルに載っていることもあるので、両方確認することをおすすめします。
またタイヤの適正空気圧は前輪と後輪で違う場合があるので注意しましょう。
タイヤの適正空気圧が確認できたら、ガソリンスタンドなどで今のタイヤの空気圧を計測します。空気圧が適正よりも高いときは空気を抜き、低いときは空気入れで調節します。
タイヤに空気を入れ終わったら、バルブキャップの締め忘れに注意しましょう。
おわりに
ここまで軽貨物ドライバーに知っておいてほしい車のことや、事故を防ぐための工夫について解説させていただきました。
事故を防ぐためには、車の定期点検やタイヤ交換、適正空気圧などの日々のメンテナンスが重要です。
運送会社からレンタルしている車両の場合は、定期点検等の車両メンテナンスを運送会社が行ってくれる場合もあるので、事前に確認をすると良いでしょう。
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