もしものときの備えに!軽貨物車両故障時に気になるアレコレを解説!

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軽貨物運送業では、軽貨物車両を長く使うことが大切です。しかし、間違った認識や扱い方をしてしまうと、故障の原因になり事故を起こす可能性も高くなります。

軽貨物ドライバーにとって車の故障は仕事全体に関わってくる大きな要因です。そのため、車両についての正し知識と扱い方を覚えなければなりません。

今回は、軽貨物車両の寿命となる年数や走行距離に触れつつ、故障時の対処法や故障が起きないための方法について、詳しく解説していきます!

軽貨物車両の寿命

そもそも軽貨物車両の故障はどの程度の年数や距離を走っていると起こりやすいのでしょうか。軽貨物車両が故障しやすくなる、いわゆる寿命について解説します!

軽自動車の寿命

軽自動車の耐用年数は国の基準では4年と定まっていますが、一般的には10年とされています。これは、寿命となる約100,000キロメートルという走行距離をもとに、導き出された年数になっています。

通勤などの私生活でのみ車を使った場合、年間走行距離の平均が約10,000キロメートルなので、ちょうど10年で100,000キロメートルを迎える計算になります。

軽貨物車両の寿命

軽貨物車両と一般の軽自動車の寿命は同じと考えてはいけません。軽貨物車両の年間走行距離の平均は約30,000キロメートルから50,000キロメートルとなっており、一般の自家用車と比べると年間の走行距離が3~5倍です。

そのため、寿命に到達するまでの早さも圧倒的に早く、2年から4年程度で100,000キロメートルになるでしょう。

普通の自家用車と同じ感覚で乗っていると、突然故障したり事故が起きる原因になってしまうので注意しましょう。

故障してしまった際の悪影響

車両が故障してしまうことで、軽貨物ドライバーには様々な影響があります。故障時に起こるトラブルについて、詳しく見ていきましょう!

配送の遅延

荷物の配送中に車が故障してしまうと配達を中断せざるを得ないため、時間の遅延が発生してしまいます。

配送時間の指定がある配送先の場合は多大な迷惑をかけてしまうことになるので、すぐに連絡をいれるのなどの対応をしましょう。

荷物の損傷

車の故障は最悪の場合事故につながる危険性があります。もし事故に遭ってしまえば、配送中の荷物にも大きな被害が出るでしょう。

荷物に損害を与えたとなれば、信用を失いかねません。フリーランスの軽貨物ドライバーにとって事故だけは避けたいところですね。

仕事ができない

故障してしまい車が使えないとなれば、当然仕事をすることができなくなります。フリーランスで軽貨物運送業を行っている場合は、仕事ができない間の収入が得られなくなってしまいます。

クライアントからの仕事がまだ残っていると、クライアント側にも支障が出てしまい契約自体に影響が出る可能性があるので注意が必要です。

故障時の対応方法

車両が故障したときは、故障の程度によっても対処の仕方が異なってきます。車が故障したときの対処法について見ていきましょう!

代車を用意する

故障の程度が軽度で済んだ場合は、修理工場に出して修理を依頼します。ですがその間仕事に使う車がなくなってしまうので、代車を用意する必要があります。

軽貨物運送業で使う車は、商用登録されている車両でないといけないので、黒ナンバーの車を貸してくれる専門業者に依頼するようにしましょう。

また、専門業者はロードサービスまで充実している場合が多いので、修理まで一括で頼んでしまえばスムーズに手続きができます!

代車が故障した場合

レンタル車両などは、契約している会社が用意してくれることが多いです。そのため、契約会社によって代車故障時の対応が変わってくるので、代車の故障については契約前に確認しておくことが大切です。

廃車する場合

故障の程度が酷く直すことが難しい場合は、廃車することになるでしょう。廃車の手続きについて、詳しく解説します。

一時抹消登録と永久抹消登録

車両の廃車登録には、2種類の登録形式があります。

一時抹消登録は一時的に廃車扱いとする廃車登録の形式です。そのため、所定の手続きさえ行えば、廃車となった車にもう一度乗ることができます。

まだ車を残しておきたいという方は、一時抹消登録を行うと良いでしょう。ですが、解体するときは別途申請が必要なので注意しましょう。

永久抹消登録は、廃車登録後に車両解体まで行う廃車登録の形式です。同じ車を使うことは不可能になりますが、車両の解体申請を別で行う必要がないので手続きがスムーズです。

車を残しておく必要がないという人は、永久抹消登録を行うことをおすすめします!

廃車手続きの方法

必要書類を準備して軽自動車協会で行います。必要書類は以下の通りです。

  • 本人の認印(実印でなくてもOK)
  • 運転免許証のコピー
  • 自動車検査証の原本(車検証)
  • ナンバープレート(前後)
  • 連絡書
  • 自賠責保険証書(原本)
  • リサイクル券

職員による確認が終了すると自動車検査証返納証明書、軽自動車検査証返納確認書、軽自動車税申告書が交付され、手続き完了です。

必要書類や手続き後に交付される証書の量が多いので、初めての場合は難しく感じるでしょう。

専門業者に依頼する

すべての手続きを自分で行うとなると手間や時間が取られるので、こちらも専門業者にお願いしましょう。専門業者であれば無料で廃車車両の引き取りも行ってくれるので、とてもおすすめです!

仕事を再開するためには、車の購入手続きなどがあります。早く仕事を再開するためにも、任せられるところは任せた方が良いでしょう。

なるべく故障させないために

軽貨物車両がなければ、軽貨物ドライバーは仕事をすることができません。なので、なるべく故障を起こさないような対応が必要です。突然の故障を起こさないための方法について、ご紹介していきます!

定期的なメンテナンスを怠らない

故障を頻繁に起こしていては、修理費用などがかさむばかりです。そのため、軽貨物車両と長く使用していくためにも、定期的なメンテナンスを必ず行うようにしましょう。

メンテナンスは、ディーラーや車屋さんに見てもらうことも大切ですが、普段から自分で行うのが適切です。

メンテナンス時は、エンジンオイルや冷却水の確認や交換、タイヤの空気圧の確認などを日頃から行うようにしましょう。

メンテナンスを行うことで、車両の状態を常に確認しておけるため、突然の故障や事故が起きる確率が少なくなります。また、車の寿命を伸ばすことができるので、軽貨物ドライバーには必要不可欠な作業です。

おわりに

軽貨物車両は、一般の自家用車などに比べて走行の頻度などが多いので、その分かかる負担も相当なものになります。

そのため、車両の状態を普段から気にしていないと故障や事故が突然起きてしまい、仕事が出来なくなってしまいます。車両に対する意識をきちんと持ち、できるだけ長く車を使用できるようにしましょう。

また、故障時の対処法も覚えておくことで、仕事への影響を最小限に抑えておくことができます!

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